2013年1月31日木曜日

カルダス ダ ライーニャ ぶらり



最近天気が良くて嬉しい。
 昨日はちょっと街を散歩してみた。



家はほぼ街の中心に位置している。
数分歩いた所には沢山お店がある。
ここは、地下駐車場がある小さな広場。
駐車場を囲むように、小さなカフェが立ち並んでいる。
大学の友達云く、木曜日には皆ここらに集まってお酒をのんでいるらしい。
何故木曜日?かというと、金曜の授業が終ると皆実家に帰るからだと言っていた。

ポルトやリスボン近郊から来ている人も多く、
車をもっていれば、小1時間で帰れる実家に帰る方が楽しいんだろうと思う。
カルダスは田舎で街にくらべれば何にも無い。

ここの広場にあるこの列↑にあるの建物はお気に入り。
素敵なタイルが敷き詰めてある。
ポルトガルの家は壁にタイルが敷き詰めてある家やアパートが多い。
焼き物が有名なんだそうだ。

この建物は遠くからみても近くから見ても可愛い。
遠くから見ると淡いブルーの建物はこんなタイル。
なんて贅沢なタイルが使ってあるんだ。




ここカルダスの家のタイルはボルダロ・ピニェイロのタイルが多いと思う。
ボルダロ・ピニェイロとはポルトガルの伝統的な陶器のメーカーで、 
リアルな表現で立体感のある作品が多い。
タイルも立体感がある。


↑このタイルはボルダロのだろう。ブルーの建物の隣はこのタイルが敷き詰めてある。
これもまた重厚なタイルだ。
このお店は、おじいさんがやっている手芸屋さん。
昨年の年末は前を通るだびにいつか入ってやろうと
様子を伺っていたんだけど、(言葉が通じないので勇気がなかったので後回ししてた)

今年、日本から帰って来たら、ずっと閉まっている・・
そして張り紙してある。
 何が書いてあるのか解らないので、写真とって調べたら、「閉店か、休み」的な事が
書いてあった。
よりによって閉店なのかな。 休みにしては長い。



↑後ろに写るのは工具屋さん。

 これまた素敵な建物。
 ドアの装飾がゴツい。

ポルトガルで良く見かけるのがこのレンガのような形の緑色のシンプルなタイル。
↑これはちょっと薄い緑。
この街では緑は良く見かける色だ。
この緑色がいろんな色に合って鮮やかな街に見える。


床屋さん。
真ん中の店舗。
水色の服を来た人が理容師さんで、おじさんの髪をきっている。
日本の理容師さんみたいな制服を着ている。

 アズレージョ。
ポルトガルといえばアズレージョなのかな
至る所にある。


今日の目的は、実はマクドナルド。
この小さな街にも1件ある。
家から歩いて20分ぐらいの所にあって、街のセンターからはちょっと離れているが
車の通りの良い見晴らしの良い所にある。
 車でちょっと一休みする人向けにあるっぽい。なのでドライブスルーもある。

世界中あるマックは一応みてみる。
 マクドナルドで各地で若干変わるメニューを見るのがちょっとした楽しみなのだ。


チキンナゲットも売っていたけど、
これは別のチキンマックビッツ。
小さいチキンナゲットもどきが10粒入っている。
味や形は、ローソンで売ってるからあげくんに似ている。
からあげクンの唐揚げじゃない唐揚げ具合が大好きなので
からあげくんに似た商品があってこれは嬉しい。


サンデー。
サンデーのシロップも各地で違う。
ドイツに居たときは、真夏でもキャラメルかチョコレートしか売ってなかった。
夏に濃厚な味ばっか出すんじゃないよ!
しかも、キャラメルかチョコレートって・・
2つしか無いんなら、すっきりタイプか濃厚タイプにわけるべきだと
思っていた。
そのとき日本では定番のベリー系とチョコ系の他にもソーダ味が夏向けに出ていたので、
とてもうらやましと思っていたもんだ。 

まあドイツにはマクドナルドなんかで食べなくていい程アイスクリームは安くて充実してたし無理も無いのだろうけど、
私はアイスではなく、ソフトクリームが食べたい時がある。
マクドナルドに行くもう一つの理由はソフトクリームを食べるという目的がある。

ここにきて、アップルシナモン味があったのでちょっと安心した。(写真のもの)
そういえば、1ヶ月前は洋梨味だった。

結構頻繁に味変えするのかな?

ドイツでは年から年中
キャラメルかチョコレートだったけど。

ついでに言うと、マックフルーリーのジャンルもある。
ソフトクリームに砕いたお菓子を混ぜてあるヤツだ。
フルーリーは手を出さないんだけど、
ドイツのマックではスニッカーズのマックフルーリーをみかけた。
スニッカーズのあの甘ーいのに甘ーいのを混ぜるとは。。
それにしても、キャラメルにチョコ、スニッカーズ。レパートリーが傾いてすぎる。


2013年1月26日土曜日

ドイツ再び2

クリスマスの名残がまだのこってる・・ドイツ
ポルトガル大使館でビザを受け取って
ドイツに住んでいた家に最後の荷物の片付けに向かう。

2日目も更に雪が積もってたし、太陽も出てこない気温もマイナスのドイツ。
これは・・解ける気配が無い。

雪を踏むと片栗粉を踏んだようにぎゅるぎゅるっとしてて、サラサラしている。
まるで砂の上を歩いているような感じでベチャベチャに成らないから、ドイツの雪は結構好きだ。
 しかし、靴下をもっと沢山はいてくれば良かった。
1日中あるいていると殆ど感覚が無くなるので、時々暖かい所へ行って休まないと
指先が壊死しそうで怖かった。

 



同じアパートに住んでいた日本のお友達と再会し夕ご飯をごちそうになった。
 すべての荷物を片付ける時は大変すぎて実感は無だったけど、
1年も住んだこのアパートを出る時はやはりちょっと寂しい。
  寒いドイツだけど、暖房の聞いた部屋と、友達の居るアパートに戻ったときの安心感から、ココはとても暖かい場所に感じた。


最後にもう一人ドイツで知り合った友達と会った。
彼女は1年ワーホリで来てもうすぐ日本へ帰るらしい。
彼女にあうとヨーロッパ中を旅した旅行記を聞く。
今回もアイスランド辺りをうろついた話を聞かせてもらった。
オーロラをみたらしい。
今年は当たり年らしく比較的いつでも何処でも見えるらしい。
碁石のような奇麗な形の自然の石とどこかしらのコインをもらった。
 

その友達と滅多に行かなかったドイツ料理やに入って最後のドイツ料理。
ポテトはおいしいが、肉が焼いてあるだけなのに干し肉のようにパサパサしてて
のどに引っかかりまくって食べる気が失せる。
よそ見して焼いた肉を1日放置してもう一回レンジで暖め直したような肉だった。
食べ終わった頃には口に噛み過ぎによる疲労感があった。
こんな店なのにまあまあ人が入っているし、
どんだけ「固パサッ」な肉が好みなのかドイツ人。

文句ばっかり言ってたドイツだけど、こんな料理だされても今では受け入れれる。
そんなドイツ、ベルリンともお別れ。
嫌な事も沢山あったけど今となっては良い思い出。

そういえば今回の滞在片付けしかしてないな。
もうちょっとゆっくりすれば良かった。


そしてポルトガルへ



ベルリンを早朝に出発したのでリスボンには午前中に到着。
そのままカルダスまで帰ろうと思ってたけど、そう頻繁にリスボンに来る事もないので
せっかくだから一泊して街を観る事にした。
天気は良くなかった。




魚が沢山至る所に売っている。


揚げ物を売ってる店

小腹が空いたので一個買ってみた。
良くわからなかったけど、中にクリームチーズが入った
魚風味の天ぷら。



甘い物も多い


泊まったホテルの前に大きな朝市がやってたので行ってみる。
魚のコーナもあって魚の卵も売っていた。


新しいトラムも走るけど古いのも走る
このタイプの電車をみると、今はすっかり新しい電車ばかりになってしまった、広島の市電を思い出す。
広島にもこんなの走っていたなー。(今も時々走ってるけどね)
 ポルトガルも新しいのに変わっていくのかな?


公園で昼食を食べようと座ったら
公園の鳥という鳥が達が集まって来た。
 カモが来るのは可愛い。

鳩がよってくるのは何故か気持ち悪いのに、カモならウエルカム。
カモは何もせずじっと見てるだけ。


カモの視線が可愛い。

後ろにハトの気配を感じてコレ。
そしてカモの視線が可愛い。



しまいには、デカくて白いのが来て皆散らばった。
このデカいのはちょっと怖かった。


有名なポルトガルのお土産屋さん。
ここにある製品がすべてmade in ポルトガル
ちょっとレトロなデザインが多いけど今でも普通に使われている製品が多い。
形を変えず残っている物が沢山あるそんなポルトガルの製品は見ていて本当に面白い。










アイスはベルリンに比べてちょっと高いけど、ここもとても美味しかった。
選んだのはバナナとチョコ。
バナナが濃厚で バナナ食べてるみたいだった。
 土台のワッフルも今迄食べた事無いタイプで それだけでコーヒーが飲めそう。

リスボン〜カルダスに帰る最終のバスは夜8:00が最終。
私達は7:00のバスでカルダスに帰った。

セッテ・リオス大きなバス停窓口でチケットを買う。 

カルダス ダ ライーニャまで2枚チケットを
ったけど1ユーロおつりが少なかった。バスに乗り込む直前で気付いて走って窓口まで行ったら、切符を売ったおじさんがニヤニヤしながら1ユーロもって待ってた。

 おじさんは、『おっちょこちょいしちゃったよ』と言わんばかりのそぶりをしていたけど

あれはおつりをちょろまかそうとしたに違いないい返せばおつりを返す時にちょっと変だったからだ。   ヨーロッパって何処にでも信用出来ないヤツがいるんだな!と、ちょっと腹が立ったけどドイツに比べてごまかし方が可愛いのでマシなのかな?とも思った。

 だってバレたら笑ってごますなんて

ドイツなんか逆ギレれされて更に嫌な気分に成ってたもんだ。 




2013年1月21日月曜日

ベルリン寒い寒い


ベルリンのポルトガル大使館からビザが出来たという知らせが来たので、
ベルリンに取りに来た。
わざわざ受け取りにくるのは面倒だけど、ベルリンに又来るのは楽しみ。

ベルリンの情報は何となく入っていたけど、やっぱり寒い。
ポルトガルにあった服でマックス防寒で挑んだけど寒かった。

今回のフライトは、リスボンからフランクフルトで乗り換えてベルリンに到着
 という事だったけど、リスボンを飛ぶ前からフランクフルト雪が降っているという事で
出発が遅れていた。

出発が1時間遅れ、更に1時間おくれ・・
あれ?フランクフルトの乗り継ぎに間に合わないだろうなーと思っていると
飛行機は一応飛び立った。
乗り換えが30分ぐらいしかないけど、一応猛ダッシュしなきゃいけないんだろうなーー焦るなーとかフランクフルトで足止めくらったらやだなーと思って乗っていると

「フランクフルトは大雪のため閉鎖したのでベルリンに降ります」という アナウンスが流れた。

そして、不安だった乗り換えをしないまま目的地のベルリンへ来る事が出来た。
 
明日はベルリンのポルトガル大使館。




2013年1月18日金曜日

リスボン美術館、博物館紀行

リスボンには空港の関係で何度か立寄ってるけど、
先日初めてリスボンの街を見た。

大学の1セメスターが終わり、授業は少しの間休みに入った。
昨日は大学の先生が私達を特別にリスボンの美術館に連れて行ってくれた。

 街の移動は地下鉄やバスで乗り方はとても簡単。
1.4ユーロの一律料金。
ドイツには無かった改札口があった。
 無人の駅だったが、パリで頻繁に見かけた改札を飛び越えて入る人等は見かけなかった。
地下鉄はとても奇麗でゴミも見当たらない。



 今回訪れたのは2カ所の美術館ではじめに行った博物館では、
工芸品の展示をやっていた。主に中東、西アジアの物が多く、中国や日本の物も少しあった。

今回初めて興味があったのはイランの工芸品でとても繊細。
文様もアジアと欧州のミックス感が露骨に現れている所が面白かった。


イランの皿。


イランの本。
 文字は独特なペルシア語で一見楽譜のように見える。
絨毯が有名なのでなんとなく知っていたけど、
他の中東の工芸品のなかでも群を抜いて繊細で丁寧な仕事がしてあったのを目の当たりしてびっくりした。
失礼だけど、イランがこんなに凄い国だなんて思ってもみなかった。




イタリアの物。

イタリア

 日本の物は、小さいので、展示されているブースは狭かったけど、
印籠が十数点と箱が数点あった。急いでいて印籠が写真に撮れなかったけど、
 ポルトガルでこんなに良い作品が見れて良かった。

写真に写っているのは江戸時代の作品で豪華。
こう見えても、手のひらに乗る位の小さい小箱なのだ。
やっぱり、日本の工芸品は神業。

表現の一つ一つをずっと見ていると、作っている人の気持ちやどんな神経でやっているのかが伺い知れて来て、頭がおかしくなりそうになった。
なんとなく、こんなの今作れる人って何人居るんだろうかなとか、と考えながら作品を観ていると本当に作品が尊く見えた。

アジア圏の展示につい見入ってしまったので、時間が経ってしまい、
途中からヨーロッパ絵画辺りを 猛スピードで見て移動した。
博物館って作品数が多いし、先が見えないので、大体こうなる。







海岸沿いにあるコンテンポラリーアートの美術館。
ここは入場が無料。

企画展と、コレクション展を見た。
先生は解説をしてくれる。
数年前ここで解説の仕事をしていたらしい。




コレクションは、有名な作品も数多くあったが、今迄あまり見た事も無いジャンルの物もあって面白かった。



この作品は↑
本で見たときは勝手に小さい物だと思っていたけど、
実物を始めてみて意外と大きかった。




こんなに充実した美術館が無料だなんて、ラッキーだ。
あっというまに閉館時間になってしまって、写真のブーズを見る事が出来なかった。
先生にカルダスに帰るバスが20時が最終と聞いて急いで美術館を出た。

今回はリスボンの新市街や旧市街 をあるけなかったが、帰り道のバスで
眺めてみると、凄く素敵な町並みだった。
もうリスボンの街のあるき方も解ったし、今度は街をあるきにいこうと思う。

先生はリスボンに住んでいる。
カルダスのバス乗り場まで送ってくれた。
こんなに良くしてもらって本当に親切な先生だ。

2013年1月14日月曜日

コーヒーマシン


今の時期、街の天気はよく変わる。
向こうからこんな雲が現れると、ザザーっと一降り。
 まるで山の天気のように晴れたり降ったり。

天気が良いので洗濯物を 干すと30分後には雨。
 そんなの慣れっこなのか、所々で洗濯物出しっぱなしにしている家を見かける。
雨ざらし。



コーヒー。
 寮にもあったけど、学校にもコーヒーマシーンがある。
●ストレートなエスプレッソコーヒー
●エスプレッソと何が違うのかノーマルコーヒーと表示してあるもの。
●ほんのちょっとだけミルク入ったエスプレッソ
●まあまあミルクの入ったカプチーノ
●結構ミルク入ったガラオというカフェオレみたいなもの。
自販機なのに、こんなにボタンがある。
ちなみに写真に写っているのはどちらかがカプチーノでどちらかがガラオ・・
置いていると解らなく成ってしまった。

売店で飲むカプチーノとガラオは全然違うけど
コーヒーマシーンのカプチーのとガラオの変化は殆ど無し。
ついでに言うと、ストレートなエスプレッソ とノーマルコーヒーの違いも分からない

 そんな小さな違いを聞き分けているのか?ポルトガル人。
ミルクの量の分け方も沢山あるし。
コーヒーのこだわりには厳しいようだ。



街の中心の目印、女王の像。
カルダス・ダ・ライーニャの「ライーニャ」とは「女王」という意味なんだそうです。