2013年1月18日金曜日

リスボン美術館、博物館紀行

リスボンには空港の関係で何度か立寄ってるけど、
先日初めてリスボンの街を見た。

大学の1セメスターが終わり、授業は少しの間休みに入った。
昨日は大学の先生が私達を特別にリスボンの美術館に連れて行ってくれた。

 街の移動は地下鉄やバスで乗り方はとても簡単。
1.4ユーロの一律料金。
ドイツには無かった改札口があった。
 無人の駅だったが、パリで頻繁に見かけた改札を飛び越えて入る人等は見かけなかった。
地下鉄はとても奇麗でゴミも見当たらない。



 今回訪れたのは2カ所の美術館ではじめに行った博物館では、
工芸品の展示をやっていた。主に中東、西アジアの物が多く、中国や日本の物も少しあった。

今回初めて興味があったのはイランの工芸品でとても繊細。
文様もアジアと欧州のミックス感が露骨に現れている所が面白かった。


イランの皿。


イランの本。
 文字は独特なペルシア語で一見楽譜のように見える。
絨毯が有名なのでなんとなく知っていたけど、
他の中東の工芸品のなかでも群を抜いて繊細で丁寧な仕事がしてあったのを目の当たりしてびっくりした。
失礼だけど、イランがこんなに凄い国だなんて思ってもみなかった。




イタリアの物。

イタリア

 日本の物は、小さいので、展示されているブースは狭かったけど、
印籠が十数点と箱が数点あった。急いでいて印籠が写真に撮れなかったけど、
 ポルトガルでこんなに良い作品が見れて良かった。

写真に写っているのは江戸時代の作品で豪華。
こう見えても、手のひらに乗る位の小さい小箱なのだ。
やっぱり、日本の工芸品は神業。

表現の一つ一つをずっと見ていると、作っている人の気持ちやどんな神経でやっているのかが伺い知れて来て、頭がおかしくなりそうになった。
なんとなく、こんなの今作れる人って何人居るんだろうかなとか、と考えながら作品を観ていると本当に作品が尊く見えた。

アジア圏の展示につい見入ってしまったので、時間が経ってしまい、
途中からヨーロッパ絵画辺りを 猛スピードで見て移動した。
博物館って作品数が多いし、先が見えないので、大体こうなる。







海岸沿いにあるコンテンポラリーアートの美術館。
ここは入場が無料。

企画展と、コレクション展を見た。
先生は解説をしてくれる。
数年前ここで解説の仕事をしていたらしい。




コレクションは、有名な作品も数多くあったが、今迄あまり見た事も無いジャンルの物もあって面白かった。



この作品は↑
本で見たときは勝手に小さい物だと思っていたけど、
実物を始めてみて意外と大きかった。




こんなに充実した美術館が無料だなんて、ラッキーだ。
あっというまに閉館時間になってしまって、写真のブーズを見る事が出来なかった。
先生にカルダスに帰るバスが20時が最終と聞いて急いで美術館を出た。

今回はリスボンの新市街や旧市街 をあるけなかったが、帰り道のバスで
眺めてみると、凄く素敵な町並みだった。
もうリスボンの街のあるき方も解ったし、今度は街をあるきにいこうと思う。

先生はリスボンに住んでいる。
カルダスのバス乗り場まで送ってくれた。
こんなに良くしてもらって本当に親切な先生だ。

0 件のコメント: